ダイヤモンドの4C評価
①カラット…大きさ
②カラー…色
③クラリティ…キズ
④カット…研磨評価
写真の商品情報
・ダイヤモンド:0.395(F-VS1-Ex(鑑定機関:中央宝石研究所)
・金属:PT900(プラチナ90%) 4g
※結婚指輪などのよく使われるダイヤモンドです
上記の情報よりダイヤモンドの価値を評価することが可能です。インターネット上でも4C評価で査定していることが多いと思われます。宅配買取、訪問買取、店頭買取と3パターンのサービスを展開しているところが多そうです。コロナ渦により非接触のサービズが選ばれる傾向も増えてきています。お客様の大切なお品を『適切な金額』で買取査定するには『鑑定力』がある『人』に査定された方が査定金額は良いと思われます。お客様のご質問に関しても適切な回答が得られます。宝石を売ることを検討される際にお客様自身がお店を選ぶ判断材料になればと思います。
実際にダイヤモンドを査定していきます。
査定商品:指輪 PT900(4g)
ダイヤモンド大きさ:0.395
カラー:F
クラリティ:VS1
カット:Ex(エクセレントカット)
グレーディング:D0.395 F-VS1-Exこちら基準とします。
①ダイヤモンドの大きさ
ダイヤモンドは大きいサイズほど希少価値がございます。
例:ダイヤモンド0.300よりも0.39と一見同じぐらいのサイズですが査定金額で比べると
ダイヤモンド0.3ctの場合40,000円
ダイヤモンド0.395ctの場合50,000円
10,000円の金額差がでます。
サイズについては基本は指輪、ネックレス、ピアスにしても『サイズ刻印』されているので
少しの査定経験があれば分かります。
②ダイヤモンドのカラー
ダイヤモンドのカラーは通常『無色透明』なものほど価値が高いです。
評価高い順:D→E→F→G→H→I→J→K→M→黄色系→ブラウン系→黒系と評価がなっています。
※補足:グリーンダイヤ、レッドダイヤ、ブルーダイヤ、イエローダイヤなどのカラーダイヤモンドは査定基準が大きく変わってきます。
カラーランク1つ変わるだけで金額が変わってしまいます。カラー情報は鑑定書に記載があればすぐ解ります。
※鑑定書が有名機関であれば信用性が高いです。査定バイヤーも記載内容を基準に査定しています。
鑑定書がない場合や鑑定機関によっては査定するバイヤーは基準となる石やカラーチャートより『判別』します。
Fカラー:50,000円
Gカラー:48,000円
Hカラー:46,000円
Iカラー:44,000円
Fカラーであれば無色透明となります。査定バイヤーが少しでも黄色く見え査定した場合はGカラー~Iカラーのいずれかで査定することなってしまい減額した査定結果をお伝えしてしまいます。
③ダイヤモンドのクラリティ
クラリティは天然で取れた時からある『キズやカーボン』の量で評価しています。
評価高い順:IF→VVS1→VVS2→VS1→VS2→SI1→SI2→SI3→I1→I2→I3
クラリティ情報は鑑定書に記載があればすぐ解りますが『SI1~』の評価のクラリティは査定差が出やすい傾向がございます。それはキズやカーボンのある量で判断するため『査定者』の判断一つで大きく変わってしまいます。
ダイヤ0.395F-VS1-Exの場合:クラリティは『VS1』基準では
→査定額はVS1:50,000円
これをSI1、I1で計算してしまうと
SI1評価:30,000~40,000円
I1評価:10,000~20,000円
鑑定よってはこれだけ開きがでることになります。
④ダイヤモンドのカット
※カットはラウンドブリリアントカットであることが基準となり、ラウンド以外のカットの場合は変形ダイヤモンド(オーバル、ペアーシェイプ、マーキス、エメラルドカット、プリンセス、etc)として別のカットとして評価されます。
評価高い順:Ex→VG→G→Fa→Pr
有名な鑑定機関であれば鑑定書に記載のあるカット内容で査定で大丈夫ですが鑑定書がない場合は 『査定者』の判断 で査定結果に変わりがでてきます。
ダイヤ0.395F-VS1-Exの場合:カットは『Ex』
査定額はEx:50,000円
VGカットでは45,000円
Gカットでは40,000円
Prカットでは30,000円
Prカットでは30,000円
こちらも 鑑定よってはこれだけ開きがでることになります。
【査定結果】
ダイヤモンド0.395 F-VS1-Ex 査定額50,000
PT900 4g 14,000円
ダイヤ50,000+プラチナ14,000円=64,000円が買取査定となります。
査定バイヤーの種類について
①プロ鑑定士
→経験豊富なため査定金額が的確で査定スピードが早いです。
ダイヤの大きさ(カラット)、カラー、クラリティ、カット元に査定計算できる。
鑑定力が高いのと相場検索知識等も高いので常に最新の買取相場で査定できる。
②鑑定歴の浅い査定バイヤー
参考資料などを元に査定するので査定に時間を要する
カラー、クラリティ、カットの評価がスムーズに出ないため金額にバラツキがことがある。
③査定受付のみ
商品を撮影し別の人へ依頼する。鑑定書がないと不十分な結果になることが多い。
自身に鑑定力がないため、査定金額が出せず、待ち時間が長いことが多い。
店頭では上記3つのパターンが多いと思われます。
実際に査定を店頭に持ち込んだ場合に『どの人に』査定を依頼したいですか?
現在は買取店が多く鑑定士が少なくなっている店舗が多くなっているのが実情です。
自宅にいる時間が増え、自宅整理、断捨離、生前整理と『貴金属』『宝石類』を身につける機会が少なく、処分する方が増えています。金相場の高騰も後押ししていると思いますが売却店舗は慎重に選ぶことをオススメいたします。
【お客立ち情報】