KHS CLUB1500
マウンテンバイクからミニベロまで幅広いラインナップでお馴染みのKHSのロードバイクです。
このマシンの特徴はフレームがクロモリ製であることです。
ロードバイクのフレームの3大素材がカーボンとアルミ、そしてクロモリです。
プロチームが使用する軽い機材がカーボンなので、最近はロードバイクと言えばカーボンというイメージになっています。メーカーとしても推しはカーボンロードなんでしょう。
でも、レースには出ないし、週末にロングライドしたいだけだし、なんなら1か月くらい自転車で旅したいよっていう方にはクロモリフレームがおススメです。カーボンやアルミに比べて耐久性や振動吸収性が優れているので快適なロングライドを楽しめます!
ロードバイクバイヤーからの一言メモ
・根強いファンの多いクロモリフレーム。
バイクの基本的な構成はコチラ
メーカー:KHS
フレーム:CLUB1500
発売年:2019年頃
シフタ―:SHIMANO 105 ST-R7000
フロントディレイラー: SHIMANO 105 FD-R7000BSL
リアディレーラー:SHIMANO 105 RD-R7000SSL
チェーンリンク:SHIMANO FC-RS500
ブレーキ:SHIMANO BR-R451
ホイール:Q2 Quasar
タイヤ:MAXXIS RE-FUSE
クロモリ素材
クロモリというのは、鉄にクロモ&モリブデンが添加された素材です。カーボンやアルミと比較すると重量が重たくなってしまいますが、強度や振動の吸収力に優れています。
また、鉄ですので錆(サビ)が生じてしまう可能性もあります。海沿いや雨ざらしにしなければ大丈夫ですが、他の素材同様にしっかり管理する事が大切です。
クロモリフレームのパイプを製造しているメーカーとしては、イタリアのコロンバス、イギリスのレイノルズ、日本のカイセイが有名です。KHSではタンゲ製のクロモリパイプを使用しています。
タンゲ(TANGE)は大阪・堺が発祥の会社で、現在は台湾を拠点にしています。
画像が切れてしまっていますが、シールには”PRESTIGE”と書かれています。
タンゲのクロモリパイプには、
・ULTIMATE
・PRESTIGE
・CHAMPION1
・CHAMPION2
・CHAMPION3
とグレードがあり、プレステージは上から2番目の位置づけです。
一般的なロードバイクやランドナーにはCHAMPION1が使用されていると思いますが、こちらは上位のPRESTIGEです!スペックが高いというのはマニア心をくすぐられます。
PRESTIGEシリーズは、CHAMPION1に焼入れ処理を施し、素材を固めることで耐久力と軽量化を実現したパイプです。
クロモリフレームの美しさを楽しもう!
クロモリの特徴として、フレームが細く直線的で美しい点があると思います。
カーボンやアルミと比較すると固い素材なので、パイプの直径が細くても耐久性を維持できるんです。
街乗りで颯爽と乗れそうな見た目でありながら、実はロングライドにも対応出来るという、能ある鷹は爪を隠す的であり、天は二物を与えた的な魅力を感じます。
パーツも見ていきましょう
ホイールはQ2デザインのQUASARです。
Q2と言えばミニベロ用のホイールも作ってたりして、幅広いサイクリストに支持されてます。
参考までに、SHIMANOのホイールと比較してみました。
メーカー/グレード | 重量 | 値段 |
Q2 /QUASAR | フロント700g リア910g | 約40,000円 |
シマノ/105 WH-RS300 | フロント770g リア1057g | 約32,000円 |
シマノ /ULTEGRA WH-6800 | フロント705g リア944g | 約55,000円 |
あれ?アルテグラより軽くて値段が安い。このホイール、凄くコスパが良い気がしますよ!
KHSの公式HPによると完成車にはSHIMANOの105シリーズFC-R7000が付いているとあったんですが、違うチェーンリングが付いております。型番がFC-RS500というチェーンリングで、シマノの”グレード外”商品といわれるパーツです。105完成車のクランクによく装着されています。
ブレーキも同様でSHIMANO105のBR-R7000ではなく、BR-R451が取り付けられていました。
ほぼ乗っていない状態の車体で、敢えてダウングレードする理由もないので、恐らく発売年によってパーツが変更されているんだろうなと推測しています。最近はパーツが不足していると言われていますから、そういった影響なのかもしれませんね。
ハンドル周りもこの通り本当に綺麗な車体です。
シフター、フロントディレイラー、リアディレーラーはSHIMANO105の7000シリーズが取り付けられていました。
余談ですけど、フレームの溶接面がめちゃくちゃ綺麗です。
スプロケット周りの綺麗な事!
ロードバイクの買取をしていて感じるのは、チェーンステーは汚れてる。という事です。
走行したり、チェーン洗浄すると汚れやすいので仕方ない所ではあるのですが。。
5~6年前のモデルであれば大体シールが剥がれかけています。
逆にチェーンステーが綺麗だと、全体的に綺麗な印象です。
最後に全体を写してみました。
派手過ぎず、地味過ぎず。街でも、山道でも似合いそうなルックスです。
泥除けやフロントバッグを装着して、28とかの太いタイヤを履かせてランドナー化して、自転車キャンプなんてのも良さそうな1台です。
アルミ、クロモリと来ましたので次はカーボン車を取り上げてみます。それでは、また!
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