トレックのエンデュランスロードバイク
毎年4月中旬頃に開催される人気のロードレース=パリ~ルーベ。2020年はコロナウイルスの影響で中止、2021年は10月に開催されましたが、2022年は3年振りにパリ~ルーベが春に帰ってきました!
今回、ご紹介のドマーネはパリ~ルーベでの勝利を目指して開発されたバイクです。パリ~ルーベはその名の通り、パリを出発しルーベを目指す約260㎞のワンデーレースです。100年以上の歴史があり、”クラシックの女王”とも呼ばれる、このクラシックレースでの勝利は大変名誉とされていますが、このレースは”北の地獄”という別名でも知られています。
何故、パリ~ルーベが地獄なのか?それは50㎞にも及ぶ石畳(パヴェ)区間が設けられているからです。ロードバイクは舗装されたアスファルトでの走行を得意としていますが、荒れた道ではいつも以上の緊張感や慎重なバイク操作を強いられます。実際、パリ~ルーベでは多くのメカトラブルが発生し、勝敗にも大きな影響を与えます。私の場合、サイクリング中にちょっと荒れた道があるだけでも、パンクするんじゃないか?落車するんじゃないか?タイヤが滑るんじゃないか?と警戒しますし、荒れた道からの振動は手や腰に受ける負担も大きくなる為、身体的なストレスも感じます。
そんな石畳が50㎞もあるのですから、専用のバイクを開発しようと思うのも納得です。トレックセガフレードに所属していたレジェンドであるファビアン・カンチェラーラと共にで開発されたバイクがドマーネという訳です。
ちなみに、2021年から開催されているパリ~ルーベファム(女子レース)では、ドマーネに乗ったエリザベス・ダイグナンが初代女王に輝き、さらに第二回大会でも同じくドマーネに乗ったエリーザ・ロンゴボルギーニが優勝しており、その性能を実証しています。
バイクの基本的な構成はコチラ
メーカー:トレック (TREK)
フレーム:ドマーネSLR7 (DOMANE SLR7)
発売年:2020年
シフトブレーキバー:SHIMANO Ultegra Di2 12 speed ST‐R8070
フロントディレイラー: SHIMANO Ultegra FD-R8050 Di2
リアディレーラー: SHIMANO Ultegra RD-R8050 Di2
クランク: SHIMANO Shimano Ultegra FC-R8000
ブレーキ: SHIMANO Ultegra BR-R8070
ブレーキローター: SHIMANO Ultegra RT-MT800
ホイール: Bontrager Aeolus Pro 3V
標準装備で、憧れのアルテグラ8050シリーズのDi2コンポです!私は機械式の105コンポを使用しておりますが、仕事柄で電動コンポに触れる機会も多く、電動コンポのシフトチェンジの素晴らしさに毎度感動しています。一度の充電で700㎞ほど走れ、5000回充電できるので35万㎞は寿命がもつそうです。毎日100㎞乗っても10年間バッテリーが持つという事は、ほとんど一生使えると同義です。(実際、毎日100㎞乗る人はほとんどプロレベルでしょう。)
ホイールはトレック傘下のボントレガー製です。トレックと言えばボントレガーですよね。ホイール単体ではフロントとリアの合計が約22万円です。重量はフロントとリアの合計で約1575gという事で、1500gを切ると軽量ホイールと言われる、カーボンホイールの中では決して軽くはありません。お値段的にも、他メーカーの1500g台中盤のホイールと同程度の価格です。
特徴その1 ISO SPEED
リアISO SPEEDはトップチューブとシートチューブが分離させるという独特の作りで生み出されます。地面からの振動をシートチューブの”しなり”で吸収してくれます。更に、トップチューブ裏のスライダーを前にするとしなやかに、後ろにすると固めにとお好みの乗り心地に調整出来てしまいます。
マドンにもリアISO SPEEDは実装されていますが、ドマーネにはフロントにもISO SPEEDがあります。コラム(画像で言うと、ハンドル部分の縦長の黒い筒状の金属です。)は、通常であればがっちり固定されています。しかし、フロントISO SPEEDを装備したドマーネはコラムが前後に動き振動を吸収してくれます。左右に動いてしまうとハンドル操作に影響が出てしまう可能性があるので、前後にのみ動くように設計されています。
ライド中はそこまで悪路が頻発する事も無いでしょうが、舗装路であっても細かい振動がジャブの様に身体にダメージを与えますので、特にロングライドの際には大きな恩恵を感じられると思います。
特徴その2 内蔵ストレージ
ドマーネの特長として、ダウンチューブに工具を収納できる内蔵ストレージが挙げられます。こんなバイクはドマーネ以外で知りません。通常はツールボックスやシートバッグなどに収納している工具、替えチューブ、インフレーター達をフレームに仕舞えます。シートバッグが無くなれば見た目がスッキリしますし、ツールボックスが無くなればボトルが2本差せます。ちなみにアルミモデルのドマーネALシリーズには内蔵ストレージはありませんよ。
最後に
夏は早起きしての早朝ライドが気持ち良いですね。
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