エルメスのカレをご存じでしょうか?
カレとは正方形という意味でエルメスではスカーフを指します。
ファーストエルメスはカレ、という方も多いのではないでしょうか。
■製法/素材
主な素材はシルクです。
真珠のように美しい光沢と、熟年の専門職人が用いる染色方法は、シルクスクリーンと呼ばれる染色方法を用い、色を重ねていきます。
シルクスクリーンとは、版画のように1色ごとにデザインと色を重ねていく方法です。
エルメスのカレ1枚に使われる色は2色から40色ほどにもなり、原画をもとに
熟練の職人の手によって配色、染色の調合され徹底的な品質管理と丁寧な仕事、最高品への飽くなき探求によって生み出されています。
■縫い目
縁の縫い目はもちろん手縫いですが、エルメスのカレの縁は裏面を縫うのではなく、あえて表をくるくると巻きながら縫っていきます。これはかなり高度な技術を要する専門技術です。
縫い目の糸はスカーフの縁の色と同じ色を用いていますので、表に縫い目がきても目立たず一体化しています。
そのため世界観を壊すことなく、よりシックな印象に。
■デザイン
カレは年間のテーマに沿ってデザインされています。
デザインパターンはデザイン企画から製造、販売に至る過程は数年を要すると言われています。
専門職人による高い技術と、長い時間をかけて製造されたスカーフは、まさに芸術品といっても過言ではありません。
■カレ サイズ別
サイズ:40㎝×40㎝
手首に巻いてリストバンドにしたり、ポケットチーフにしたり。
サイズ:70㎝×70㎝
少し小さめですのでさりげないスカーフ使いにおすすめ。
サイズ:90㎝×90㎝
カレといえばこのサイズ。ターバンやバッグのハンドルに巻いたりと多様性が高いサイズ。
サイズ:140㎝×140㎝
大判サイズ。カシシルはこのサイズが一般的です。
公式HPでもアレンジをご紹介しております。
https://www.hermes.com/jp/ja/story/192401-nouages-women-scarves/
■タグの変化
製造年代により、商品タグの変化がございます。順に追ってみますと….
上から古い順に並べております。大きさや色、表記マークの変化にもご注目ください。
新しくなるにつれ、情報が多くなっているのが分かりますね。