品質評価国際基準=4Cを基準としたダイヤモンド価格
最初にダイヤモンドが発見されたのは、インドの河川だと言われています。ダイヤモンドの原石はあまりに硬いため研磨および加工をすることができませんでした。
1475年にベルギーのルドウィグ・ヴァン・ベルケムがダイヤモンドをダイヤモンドで磨くという方法を発明したことで、ダイヤモンドはその美しさを広く認知されました。
当時はダイヤモンドは「インド石」と呼ばれ、インドでしか発掘されないものだとされていたそうです。ところが、1728年頃にブラジルで発掘されると、19世紀中頃には南アフリカでも採掘が始まりました。現在ではロシア、ボツワナ、オーストラリアなど世界のさまざまな国と地域でダイヤモンドの採掘が行われています。
4Cとは?
・Carat【カラット】
カラットは【ct】と表記し、ダイヤモンドの大きさではなく、重さを表わす単位。1ct=0.2g
・Color【カラー】
ダイヤモンドの色みのことです。
D E F G H I J K L M N~R S~Z
(無色 → 黄色)
・Clarity【クラリティ】
ダイヤモンドの透明度または明澄度のことです。
石に含まれるインクルージョン(内包物)の割合や表面のキズなので評価する。
FL IF VVS VS SI I
・Cut【カット】
ダイヤモンドの輝きを生み出します。(カット評価の対象となるのはラウンドブリリアンカットのみです)
Excellent Verygood Good Fair Poor
4C以外の査定ポイント
・蛍光性
紫外線やX線など、肉眼では見えない光をダイヤモンドに当てた際に現れる発光色のことです。
これらの特殊光線を当てた際、青白さや黄色など、ダイヤモンドの中に何か色味が現れる状態を指します。
・サイズ
同じカラット数のダイヤモンドでも、直径に違いがります。カラット数によって標準直径があり、その数値と大幅に違う場合は価格がダウンします。(1ctのダイヤモンドの場合は直径6.4㎜以上が望ましい)
・欠け
ダイヤモンドの欠けは、価格に影響を及ぼします。
カラーダイヤモンド 稀少性
カラーダイヤモンドは、世界的に見ても希少価値の高いダイヤモンドで、取引相場も高くなっています
・ピンクダイヤモンド
・レッドダイヤモンド
・イエローダイヤモンド
・オレンジダイヤモンド
・グリーンダイヤモンド
・ブルーダイヤモンド
・パープルダイヤモンド
・バイオレットダイヤモンド
その他 ブラックダイヤモンド・ブラウンダイヤモンドがありますが、こちらは稀少価値はありません。
宝石業界で信頼のある鑑定機関
20世紀の半ばまでは、ダイヤモンドを評価する基準は存在していませんでした。その後国際的な「品質標準基準」がつくられました。現在では、ダイヤモンドは「品質を評価する鑑定書」が存在し、世界的に通用する「品質評価基準」を持つ宝石となっています。宝石業界では、
宝石鑑別団体協議会(AGL=Association of Gemological Labolatories Japan)という組織を設立。AGLに加盟している鑑定機関が発行している鑑定書は、基本信用できると考えます。
加盟会社
・GIA(Gemological Institute of America)
・AGTジェムラボラトリー
・中央宝石研究所(CGL=CENTRAL GEM LABOLATORY)
ラパポート・ダイヤモンド・レポート
ダイヤモンド業界の人々の多くは、世界的に知られている「ラパポート・ダイヤモンド・レポート」4Cグレードに基づいて、そこに掲載される価格情報を参考にしながら価格交渉を進めています。
現在の買取り相場情報
2018年 デビアス社が発表した合成ダイヤモンドブランドは「LightBox」
ガラス、プラスチックなどの模造石ではなく、化学組成が全く違うキュービックジルコニアやモアッサナイトなどの人造石でもなく、正真正銘結晶構造に物理特性が同じなのがLightBox。天然ダイヤモンドよりも安価なことをセールスポイントとしている。製品は無色透明のほか、ピンクやブルーの製品も提供予定。
2018年10月1日、京都の宝飾メーカー今与が「SHINCA」というブランド名で合成ダイヤモンドの販売を開始した。
天然ダイヤモンドと物理特性が同じため、鑑定士がルーペで見ても天然と合成の判別が不可能。
2019年に入り、その影響かダイヤモンドの相場が下がった。現在は下げ止まりで安定はしている。
monobankのいろいろ
monobankのYouTubeチャンネル
monobankのFacebook
monobankのLINE無料査定
monobank店舗一覧(北九州・下関)
査定相談、モノの相談、モノの買取でご利用ください♪