女性の憧れ「エルメス」。エルメスのバックや財布、時計のレザーベルトなど、革を使用した製品には「刻印」がされていることは、今やとても有名ですね。ご自身のエルメス製品にある刻印を実際に目にしている方も多いかもしれません。今回は、このエルメスの刻印について、お話しさせて頂きます。
エルメスの刻印
中古なら「製造年」が気になるけどいつなのかな?実はエルメスは刻印からその製造年が分かるようになっているんです!エルメス製品をお持ちの方なら、一度はこういった刻印を目にしたことがあるのではないでしょうか?
エルメス製品の刻印の主な場所
エルメスのバッグや財布は刻印(打刻)が入っているものがほとんどです。実はこの刻印で製造年や商品の素材について詳しく分かるんですよ。バーキン、ケリーは正面のクロアベルトの裏にありますが、近年(2015年のT刻印の頃から)は正面から見て左側、内側のベルト付近に見られるようになりました。
・ ボリード ・・・ ファスナー端にあるタブの裏
・ ピコタンロック ・・・ カデナが付いているベルトの裏側
・ エヴリン ・・・ ショルダー付け根の内側
・ コンスタンス ・・・ バッグ内側、マチの部分
・ エールバッグ ・・・ バッグ背面、革部分の裏、中心のあたり
・ ベアン ・・・ 小銭入れ内側マチ部分
・ アザップロング オールレザー ・・・ ファスナー内側「HERMES PARIS」刻印の下あたり
・ アザップロング シルクイン ・・・ 小銭入れ側面につけられている、レザーのタブ「HERMES PARIS」刻印の下
※ これらは一例ですので、位置などは製造時期や職人によって違いがあるようです。
エルメスの製造刻印
エルメスのバックは、最初から最後まで、一人の職人が製造しているこだわりの商品です。そのため、ひとつひとつのバッグに製造された時期のわかる「製造刻印」が刻印されています。
製造刻印は
・製造年
・製造した工場(アトリエ)番号
・製造した職人番号、イニシャル
を表すアルファベットや記号が記されています。
製造年を表す刻印は、1年ごとに変更されているようです。例えば上の写真で見てみると、左側の「製造年」、右側の「アトリエの番号や職人のイニシャル」を表しています。刻印の並びや表記方法は、年代や職人によって様々で、詳しくは非公開とされています。特に、アトリエ・職人に関しての刻印については、一般の顧客にはもちろん、店頭の販売員も知らされていないようで、エルメスの正規店で「この刻印はどこのアトリエですか?」と聞いても「刻印は職人が自由につけるもので、スタッフは一切関与していない」と教えてもらえないようです。エルメスの製品は、パーツごとでなく、一人の職人が一つの製品を作り上げます。どこに刻印するのか、刻印をするのかしないのかも職人のさじ加減ひとつのようです。私たちには、絶対にここにこのようにある、と言い切れない様になっているようです。
それでも、製造年に関してはある程度判別がついていますので、下記をご覧ください。
エルメスの刻印による製造年一覧
確認されている一番古い一番古い製造年刻印は1964年。囲みなしの『T』からのスタートでした。2015年、刻印は□で囲まれたSであろうと予想された刻印は、囲みなしの「T」でした。これはソルド品に刻印される「S」と混同しないようにとの対策なのだろうと考え、2016年は「U」を予想した方も多かったかもしれません。ところが2016年、実際の刻印は「X」。その後も2017年はA、2018年はC、2019年はD、2020年は飛んで「Y」、2021年の今年は「Z」。来年はまた違う形でのアルファベット文字となりそうです。皆さんもどうなるか予測してみるのもいいかもしれませんね。
また、エルメスに限られた顧客のみが招待される「エルメス・ソルド」というセールがあり、そこで販売される商品には、エルメスの刻印の近くに「S」が刻印されている「ソルド品」と呼ばれている様です。こういった刻印と間違えないように、年式刻印に「S」がないと思われますが、旧タイプの刻印から新タイプの刻印に移行する時には混乱もあり、新タイプには「S番」なども存在するようです。
おわりに
この記事を参考に、エルメスの製造刻印に少しでも興味が出てくれば幸いです。
その他、エルメスの記事を参考にご覧ください。
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