北九州でサイクリングを楽しもう
北九州は平尾台や皿倉山と言ったヒルクライムポイントから、北九州空港連絡橋、河内貯水池、ちょっと足を伸ばして遠賀川の河川敷等、多くのサイクリングスポットがあります。ロードバイクは速く走る為のレース機材ではありますが、サイクリングを楽しむ事が出来る機材でもあります。車で入るには躊躇する道でもロードバイクなら気兼ねなく寄り道して、絶景や隠れた名店やマニアックな建造物に出会える事もしばしば。
ロードバイクに興味はあるけど、メーカーやモデルがあり過ぎて、どれを選べば良いか分からないという方も多いと思います。そこで筆者が独断と偏見で、北九州のショップで取り扱いのあるメーカーから30万円台で購入出来るロードバイクから特におすすめな5台をご紹介します!
価格帯を30万円にした理由
ビギナーでも乗りこなしやすいミドルグレードモデル
30万円台は各メーカーのミドルグレードモデルのロードバイクの完成車が購入できる価格帯です。ハイエンドのような高性能さやライドシーンを選ぶような特化型ではなく、誰でもどのシーンでも乗りこなす事が可能なロードバイクが充実しているので、好みの一台が見つけやすいです。また、販売価格を抑える為に全てのパーツにハイグレード製品を使用しているという訳ではありませんので、乗っていくうちにカスタマイズが出来るグレードでもあります。
高いリセール価値
リセール価値=中古のロードバイクを売却する時の価値です。ミドルグレードのロードバイクは、初心者から上級者まで幅広い方が乗られています。中古市場でも人気があり、ロードバイク買取専門店が増え、買取相場の上昇が起こっています。サイクリングが趣味になってよりハイグレードなモデルに乗り替えたい、買ってみたけど乗らなくなったといった方でも気軽に売却が出来る環境が整ってきています。
トレック
トレック エモンダSL5
価格 | 398,200円 |
フレーム素材 | カーボン(OCLV500) |
メインコンポ | シマノ 105 |
完成車重量 | 約8.8kg |
ロードバイクだけでなく、MTBやトライアスロン、グラベルでも人気のトレック。直営店や取り扱いショップが多いので、メンテナンスに出す事に困らないのは安心ポイントです。
エモンダはトレックのロードバイクの中でも最軽量のモデルで、ヒルクライム向きのバイクと言えます。更にエアロフレームがもたらす平地での巡航性もありと、オールラウンドに楽しめる一台です。平尾台でヒルクライムをして、北九州空港方面に向けて平地を楽しむとか良さそうです。
標準装備のホイールはBontrager Paradigm SL, Tubeless Ready, 24-hole, 21mm width, Presta vale」。前後セット約1800gと標準品としては軽めの部類。フレームだけでなくロードバイクに関わるパーツを開発しているトレックだから可能な装備とも言えます。
上位モデルのエモンダSL7を買取した際の記事です。
キャノンデール
SuperSix EVO Carbon Disc 105
価格 | 363,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
メインコンポ | シマノ 105 |
完成車重量 | 約8.6kg |
キャノンデールはアルミフレームの良さもありますが、カーボンバイクも優秀です。最近はシナプスのようなスマホと連携するバイクを開発したりと遊び心を感じるメーカーです。フレームが街でも溶け込むカラーとデザインな点はグッドです。
ドロップシートステーが採用された今っぽいデザインの1台です。シートステーを下げることで振動吸収性やフレーム剛性が向上されています。「Hi-Mod Ballis Tec カーボン」ほどの剛性は無いですが、「Ballis Tecカーボン」モデルのこちらの方がロングライドにはおススメです。
ホイールはキャノンデール製の「Cannondale RD 2.0 Disc, double wall w/ eyelet, 28h」。サイクルショップカンザキさんのブログによると前後で約2kgなので、初期装備はアルミの中でも重い部類のホイールです。ホイール交換で軽い足回りを獲得すれば、より軽快な走りを楽しめます。クランクもキャノンデール製なので、コンポをシマノに揃えると更に出費が必要になる点も検討が必要なポイントですね。
アンカー
RL8D
価格 | 352,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
メインコンポ | シマノ 105 |
完成車重量 | 約8.6kg |
日本人メーカーに乗りたい方はアンカーでしょう!日本人の体形に合わせたフレームが展開されているのも選びやすくなるポイント。
アンカーのRLシリーズはロングライド向けのモデルに分類されます。特徴は偏平型シートステーで、これにより路面からの縦方向の振動吸収性を緩和しています。ブリジストン独自のフレーム開発技術「PROFORMAT」によって生まれたエンデュランスバイクです。
ホイールはマヴィックの「MAVIC AKSIUM DISC」で前後ペアで約1900gと重たい部類のホイールですが、耐久性やメンテナンス性に定評があります。最近のマヴィックでは減ってきている、モデル名の主張が強い系リムなので、その点も選択のポイントですね。
スペシャライズド
TARMAC SL6 SPORT
価格 | 396,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
メインコンポ | シマノ 105 |
完成車重量 | 約8.1kg |
上級グレードのS-WORKSは全サイクリスト憧れの存在です。近年はレースシーンだけでなく、エートスと言った純粋にサイクリングを楽しむ為のバイクを発売したりと時代の先をいくブランドです。
軽いロードバイクをお探しであればターマックです。どんなコースでも速いバイクがコンセプトで、長いヒルクライムや風の強い平坦などあらゆるコンディションで優れた走りが出来るオールラウンドな一台です。門司・和布刈公園や八幡東・ゾンコラン坂と言った北九州が誇る激坂にチャレンジしたい方は、軽量ロードバイクを検討してみてはいかがでしょうか?
標準ホイールはDT SWISSの「R470」です。前後セットで約1800g と今回紹介する5台の中では一番軽いホイールです。激坂ハントするならホイール交換は必須ですが、、
リドレー
Fenix SL Disc
価格 | 363,000円 |
フレーム素材 | カーボン |
メインコンポ | シマノ 105 |
完成車重量 | 約8.7kg |
リドレーはベルギーのメーカーで、日本では乗っている方はそこまで多くない印象です。しかし、自転車競技に熱いお国柄のベルギーのレースシーンにおいて数多くの実績を残しています。特に未舗装路を周回して順位を競うシクロクロスシーンでの実績が多く、快適性が高いバイクを売り出しているのも納得です。
ライド時の快適性を高める為にデザインされたバイクという印象です。ドロップシートステー、湾曲したトップチューブやフロントフォークが路面からの振動吸収性であったり、走行の安定性を高めます。
ホイールはシマノ「WH-RS171」で前後セットで約2000gです。鉄下駄とも呼ばれる重たいホイールですが頑丈です。ロードバイクに乗りなれていない内はコケてしまったり、縁石にぶつけたりとアクシデントは付き物。まずは頑丈なホイールでロードバイクに慣れるのも良いかと。
各メーカー個性があるので自分の好みを見つけてみてください
価格設定や使用パーツ、設計思想の違いが見て取れます。
トレック エモンダSL5・・値段は40万円近くし、車体も軽い訳ではない。標準装備のホイールが軽いのでペダリングに有利。
キャノンデール SuperSix EVO Carbon・・クランクやホイールに自社ブランドを使用。
アンカー RL8D・・ホイールが1900gと値段の割に軽く、コンポも105フルセットでコストパフォーマンスが優れている。
スペシャライズド ターマックSL6 SPORT・・値段こそ40万円近くだが、ホイールの軽さ含めた車体の軽さが優秀。
リドレー Fenix SL Disc・・快適な乗り心地が見込めるデザイン。
北九州市でロードバイクを初めて買う人におすすめモデル5選ということで紹介していきました。
初めてロードバイクを選ぼうという方の参考になれば嬉しいです。